<やさい>

幸せな食卓、豊かな自然を思い描いていた両親が、1993年に岡山県美作市の山地と出会いました。
勤めが終わった週末に高槻から農機具と布団を車に詰め込んで、美作市の山を開拓する。
そんなエネルギッシュな二人を30年見てきました。
家族のためにと作ってくれたやさいが、いつしかねきのために。
私たちのやさいで全てをまかなうことはできませんが、できるかぎり山の恵みをお届けしたいと思っています。

スパイス>

スパイスに興味をもちはじめたのは高校生のころ。
大好きだった男性アーティストがスパイス調合してカレーを作ると知りました。
そこからカレーを作りはじめましたが、ちょうどその頃思春期アトピーの症状が強く出て、食事制限をすることに。
スパイスはもちろんダメ。当時、食べてもいい食品の方が少なかったように思います。
制限食のみでは改善せず、漢方、正食、薬膳、断食などあらゆることを試し、「食」に関わる様々な仕事経験を通して、現在に至ります。

今思えば症状にとらわれて「何が駄目だったのか」を考えている時は
不調が続き、当然のことながら駄目ばかりを探していては元気にはなれません。
何を食べるかは大事。それと同じくらいおいしく食べる、食卓シーンが
大事だと思います。スパイスを使って食卓が豊かにより愉しくなりますように。

<日本ワイン>

ねきのワインは全て日本ワイン。国産ぶどうのみを原料とし、日本で製造されたワイン。

日本人の味覚に合うように造られた日本ワインは、醤油や味噌と相性が良いと言われています。
日本ワインの中でも日本固有のぶどう品種で造られたものがわたしは特に好きで、
またねきの料理と良く合います。ワインのある食卓はゆったりと食事を愉しむ時間が流れ、わたしを元気にしてくれます。

※ねきでは定期的にワイナリーさんをお招きし、ねき料理とワインのペアリングを愉しんでいただけるワイン会を開催しています